現場セミナー:オイスカ広島の森づくり事前準備に参加して

現場セミナー オイスカ広島の森づくり事前準備に参加して
―「山・林・SUN活動」に向けた安全なフィールドづくり―
5/17日(土) 廿日市市吉和 もみのき森林公園


初夏の雨に濡れる静かな森の朝、廿日市市吉和の県立もみのき森林公園において、オイスカ広島県支部主催「山・林・SUN活動」(6月開催予定)の事前準備作業が実施された。本活動は「森で学び、森で遊ぼう」をテーマに、子どもと保護者約70名を迎えて行われる恒例行事であり、当会もその準備の一端を担うべく、井本氏櫻井の2名が参加した。

当日は未明より小雨が降る中、朝7時50分に現地集合。オイスカ事務局、公園職員と共に当日の作業の安全確認を兼ねて下見を行った。9時には参加者26名が揃い、開会挨拶と注意事項の伝達の後、雨も上がったことから予定通り植樹作業が開始された。

例年、各県の「県木」を植える趣向が凝らされており、今年は千葉県の県木「イヌマキ」の苗木3本が対象となった。過去にはイチョウ、ウメ、モクセイ、ヒバ、ケヤキなどが整然と植えられ、それぞれに樹名の解説板が添えられている。

植樹に先立ち、筆者がオイスカの若いスタッフ(新入社員を中心に女性も多く参加)へ15分にわたる植え方の説明を行った。身振り手振りを交えた実技指導には自然と熱が入り、スタッフたちは熱心に耳を傾けてくれた。3班に分かれた班ごとに、1本ずつ丁寧に苗木を植える。あらかじめ掘削された穴に、土と腐葉土を混ぜて苗木を据え、枝ぶりの良い方角を南に向けて土を戻す。水鉢を設け、固形肥料を4個与え、掛矢で支柱を打ち込んで固定する一連の作業は、決して軽作業ではない。慣れない手つきながらも、参加者は真剣に取り組み、最後の杭打ちも見事にこなした。

その後、森の中の整備作業に移る予定であったが、吉和地区には雷注意報が発令中。安全第一の判断から中止となり、会場をもみのき荘へ移動。オイスカ事務局が用意された弁当を囲みながら、和やかな交流の時間を持ち、締めくくられた。

午後からは、当会の井本氏と櫻井の2名は再度現地に入り、6月本番に子どもたちが活動する予定地を確認。周囲に枯れ木3本を発見し、枯枝の落下による危険を回避するため、これを伐倒処理した。

安全なフィールドの確保は、自然を活用した活動において何よりも重要である。作業を終えたのは15時過ぎであった。

今回の事前準備は、天候に左右されながらも、多くの若い力と関係者の協働によって無事完了した。6月の本番に、子どもたちの歓声がこの森に響き渡ることを願ってやまない。

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