現場セミナー ミツマタ植樹会
3/13 (金) 安芸高田市甲田町下甲立
開会式の様子
晴天に恵まれ、風も穏やかな絶好の植栽日和となった3月13日、安芸郡高田市甲田町下甲立で、地域住民と甲田中学校が一緒に植樹活動を行いました。「甲田町資源を守る会」(代表垣内洋了)と甲田中学校、そして遠方からの有志総勢89名(当会8名)が参加。広島県内随一のミツマタ群落となることを願い、ミツマタ140本、ドウダンツツジ6株、アセビ8株、オオデマリ20本(奈良県から森脇さんが持参)」の苗木を植え付けました。
午前中は、当会メンバーやレスリング関係者、地元有志が協力し作業を開始。ミツマタの生育を補完するため、シカの食害の強いドウダンツツジ6株とアセビ8株を選定し、捕植を行いました。また、学生たちがミツマタを植え付ける場所に1.8~2.0m間隔で竹串を立てました。
昼食は、「甲田町資源を守る会」が用意してくださった豪華な弁当を囲み、教徳寺の食堂で交流を深めました。
午後からは、甲田中学校生(1年生36名と教員5名)がバスで13時50分に到着しました。
開会式は「甲田町資源を守る会」箕越事務局長の司会で進行し、垣内代表の挨拶、続いて、土地所有者であり、東京から駆け付けた(公財)日本レスリング協会の福田富昭名誉会長が感謝を述べられました。続いてご令嬢の除野祥江さんが「父に代わり今後も活動を強力に実行する」と決意が述べられました。その後、私(櫻井)から斜度10度から30度急傾斜地における安全対策や正しい植栽方法のレクチャーを受けた生徒たちは、ヘルメットと軍手を着用して2人一組で苗木と山鍬を持ち山林へ。指導者と地域住民らとペアを組み、慣れない手つきながらも山鍬を振るい、以下の工程を一つずつ行いました。
- 植穴の掘削:30cm四方に掘り、1.8~2.0m間隔で配置
- 定植:苗を植え、根元をしっかり踏み固めて「水鉢」を作り、水をやる。
- 管理:所在を示す竹串と、名前を書いたプレートを設置
この日の植裁により、累計のミツマタは1000本に到達しました。黄色い可憐な花が斜面を埋め尽くす「黄金の群落」形成へと大きな一歩を記しました。
事前に地拵えがされていたため作業は順調に進み、14時40分に終了しました。
植栽後、生徒たちは、「一般社団法人地域QOL研究所」の指導のもと、教徳寺でこれまで育てているミツマタを原料とした和紙づくりを体験。蒸す、皮を剥ぐといった全工程を学び、自分たちが植えた木がどのように活用されるのか、その文化的価値を肌で感じていました。
また、奈良から参加された森脇信之さん(奈良県のアスカ美装株式会社)が持参された「オオデマリ」20本を、一緒に来られた奈良県の植木職人から指導を受けながら植栽。
シカ除けの青竹柵を設置するなど、3月から6月まで花が咲き続ける「花の山」への期待が膨らむ一日となりました。皆さんお疲れ様でした。