番外編現場セミナー第3回「安全に木を伐る技術研修会」
番外編現場セミナー第 3 回「安全に木を伐る技術研修会」
2024 年 11 月 17 日(日)場所: 北広島町戸谷 ヒノキ林
本研修も3回目、補修を含めると 4回目で本年度最後の研修である。これまでの 3回で、①横置きした丸太を切る、丸太を立てて横挽き・受け口づくりの基礎訓練、②チェーンソーの刃の目立て、③マンツーマン指導の伐木・枝払いの実習、牽引具のチルホール・ワイヤーの掛け方等、実践中心の訓練を受けた。
本日の研修は、指導講師桧谷さん、サポート櫻井さん、受講者は当会会員6名(正畑、小西、岡野、小浜、藤井、兼安)計8名が参加した。
最初に桧谷さんから前回までの振り返り、特に目立ての重要さについての話があった。「刃の付け方によるキックバック、刃が切れないと無理な力を加えエンジンの不調をきたすなど、良い目立てはチェーンソーを安全に使用する前提である」というようなことを強く言われた。
その後道具を軽トラに積んで、皆は約 500mの山道を歩いて登り現場に向かった。今日の訓練は各自、順番に1~2本、受け口づくり~伐倒、枝払いまで桧谷さんが観察指導し、各自が不得手に気づき、克服することを目標にした。
まず、最初は伐倒径50cm、樹高約20mのヒノキで幹上部12mくらいから上が大きく谷川に曲がった木を山側へ倒す。山側に牽引するためのワイヤー・チルホールを設置し、伐倒は岡野さんが担当し、他のメンバー全員は見学した。
やや起こし木である。岡野さんのチェーンソーのガイドバー長さは 45cm、伐倒径50cmよりも短く、受け口づくりは幹の左右から交互にチェーンソーを入れて切ることになるが、会合線を左右一致させるのは容易ではない。それでも水平切り、斜め切りを数度繰り返し修正して、桧谷さんの OKが出た。岡野さんは汗だくである。
さらに続けて追い口を切り、くさびを打って最後はワイヤーをチルホールで引き、20mの大径木は見事狙った方向へ倒れた。見学していた皆から思わず拍手が出た。
その後は経験者と初心者がペアになり選定した木を伐倒した。各自順番に受け口づくり~追いヅル切り~伐倒まで桧谷さんが立会い、厳しい指導が入るので時間はかかるが、受け口切り込み位置の決め方、会合線の合わせ方、突っ込み切りを入れる位置と出す位置、くさびを打つ位置などが実感できたと思う。昼休憩を挟み各自1~2本伐採、枝払いまでを実践した。
今回の補修を含め4回の研修内容は①丸太による基礎訓練、②目立て、③伐倒実践であったが、特に③伐倒実践は受け口づくりから伐倒までの一連の動作を細かくチェックして受講生毎に具体的な指摘・アドバイスをしていただき大変有益な研修だったと思う。日常の活動の中ではなかなか体験できない貴重な 4日間であった。
研修場所の提供から用具の準備、受講生の力量・課題をよく観察してもらったこと、的確な指摘など、講師の桧谷さんには受講生全員感謝の気持ちで一杯です。