家族みんなで「にっせきの森」に新しい命を! 〜ひろしま「山の日」植樹祭レポート〜
家族みんなで「にっせきの森」に新しい命を!
~ひろしま「山の日」植樹祭レポート~
「ひろしま『山の日』」に合わせ、今年は三原市大和町大草で特別なイベントが開催されました。
2025 年 6 月 1 日、記念すべき第 1 回目の植樹祭が行われたのは、日本赤十字社広島県支部さんの「にっせきの森」創成事業のスタートを飾る大切な場所です。私たちNPO 法人ひろしま人と樹の会は、これまで毎年廿日市のもみのき森林公園で山の手入れをしてきましたが、今年は日本赤十字社広島県支部さん、一般社団法人森林再生整備事業体シンラさんと一緒に、この新しい取り組みに参加しました。
当日は、地元三原市をはじめ、広島市からもたくさんの親子連れを中心に、180 名もの方が集まりました。地域の山に新しい命を吹き込む、とても貴重な一日になりました。
植樹祭スタート!未来の森への想いを共有
午前 10 時、日本赤十字社広島県支部の宇都宮係長の開会宣言でイベントが始まりました。
最初に、日本赤十字社広島県支部の坂井浩明事務局長から、「にっせきの森」創成事業への熱いメッセージがありました。「この事業は、子どもたちに気候変動や環境問題に関心を持ってもらうことが目的です。森づくりを通して CO₂を減らすだけでなく、未来を担う子どもたちの環境教育の場にもしていきたい。今日は記念すべき第 1 回目であり、これから 5 年間、この活動を続けていきます」と力強いお話がありました。
続いて、一般社団法人森林再生整備事業体シンラ代表理事の蔵田和樹さんからは、森を再生させたいという強い決意と、この事業にかける熱い思いが語られました。
はじめてでも安心!プロに学ぶ植樹のコツ
今回植えられたのは、生長が早く環境保全にもぴったりな「コウヨウザン」という針葉樹です。
広島県の林業技術者、黒田幸喜さんが、苗木を持って特徴(生長が速い、材は耐朽性が高い、萌芽更新が可能)や植え方(真っ直ぐに少し深めに植える)を分かりやすく教えてくださったので、初めての方も安心して取り組めました。
そして、作業が始まる前には、私から参加者の皆様へ安全についてのお願いをしました。特にこの日は初夏の日差しが強かったので、「作業に夢中になって水分補給を忘れないでください」「熱中症には十分気をつけて、こまめに水分を摂取してください」と、しっかり熱中症対策をお願いしました。他にも、クワやスコップなどの道具の安全な使い方や、周りの人への気配りも伝え、みんなで安全第一で作業できるように呼びかけました。
みんなで力を合わせて!いざ、植樹の森へ!
その後、司会者さんから、今回植樹する場所を整備してくださった方々への感謝の気持ちが伝えられました。そして、植樹の指導をしてくださる 10 の班長さん、副班長さんの紹介があり、参加者の皆様はそれぞれの班に分かれていよいよ活動開始です。
式典の最後には、みんなで記念撮影を行いました。ヘルメットをかぶって、植樹する森をバックに、笑顔でカメラに収まりました。それから、恒例の安全祈願「どんぐりコロコロ」を当会の中元明弘理事の音頭で全員が三唱し、いよいよ植樹作業へと出発しました。
植樹の場所に着くと、まずは班長さんから植え方のレクチャーがありました。事前に機械で掘ってある穴に、苗木を丁寧に植え付けていきます。苗木や山クワ、スコップ、土を元気にするための改良剤や肥料、水が入ったペットボトルなど、必要なものは全て現場に準備されていました。一人あたり 5 本、合計 900 本のコウヨウザンの苗を心を込めて植えました。
参加者の皆様は、約 30cm 四方の植え穴を掘り、3 年物の苗木をまっすぐに置いて、足でしっかり土を踏み固めます。それから、支柱を立てて肥料をあげ、たっぷり水をやるという一連の作業に、本当に熱心に取り組んでいました。
特に印象的だったのは、家族で参加してくれた子どもたちの姿です。小さな手で一生懸命に土をかけながら、「大きくなあれ」「元気に育ってね」と苗木に話しかけているのです。その真剣な瞳には、未来の森への願いと、自分たちが森を作っているんだという誇らしさが溢れており、大人たちも思わず笑顔になっていました。
森の恵みに感謝!笑顔でランチタイム
植樹作業が終わった後は、主催者さんから用意されたボリューム満点のひろしま駅弁当「山のおべんとう」とお茶でランチタイムを過ごしました。木陰でくつろぎながら、森の空気を感じるひとときでした。 本日のスペシャルは、綿菓子体験。自分で好きな大きさに作り上げて大満足、子どもたちに好評でした。
昼食後は、それぞれの班ごとに解散となり、大きな事故もなく無事にイベントを終えることができました。
今回の植樹祭は、何度も事前打ち合わせを行い、現地も入念に確認しました。細やかな安全管理も徹底したおかげで、準備万端で当日を迎えることができました。お天気にも恵まれ、地域の皆様と一緒に、森への新しい一歩を刻むことができて本当に嬉しく思います。ご参加・ご協力くださったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。
次回は 10 月!「にっせきの森」を一緒に育てましょう!
さて、第 2 回の植樹祭は今年の 10 月に開催を予定しています。「にっせきの森」が豊かに育っていくように、これからも温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
追伸
第 23 回ひろしま「山の日」県民の集いが広島県内 8 市町 10 会場で開催されました。
6月1日(日)里山の自然に親しむイベント「ひろしま「山の日」県民の集い」(実行委員会、中国新聞社主催)には、東広島市憩いの森公園(西城町寺家)をメイン会場に県内8市町 10 会場で開催。各会場の特徴を活かしたプログラムには、家族連れたち 2,851 人が集まりました。里山の手入れの活動には 433 人がさわやかな汗を流しました。
今年度は 10 月までに残り2市町2会場での開催が予定されています。