現場セミナー:ミツマタ植樹と座学(森林教育)
現場セミナー ミツマタ植樹と座学(森林教育)
3/12 (火) 安芸高田市甲田町下甲立
3月 12 日火曜日、 「甲田町資源を守る会」(代表垣内洋了)と当会・甲田中学校が連携して行うミツマタ植樹会は、甲田町自然を守る会関係者が植栽し、生徒たちは森林教育の座学に変更し行いました。
昨日から今朝まで降り続いた雨も上がった 10 時から「甲田町資源を守る会」23名と当会の 11 名はミツマタ 100 本、ツツジ 20 本、カワズサクラ 5 本、イチョウ 6 本を植栽しました。
ミツマタ苗木(100 本)の植え付けは当会が中心となり捕植的に植え付けた。植穴は(30cm×30cm×30cm)に掘るが以前植えて枯れた後に植えるので掘りやすかった。植え方はこれまで通りの方法で苗木を入れ、しっかりと根元を踏み固め、水鉢を作り、水をやった。草刈りなどの管理のため、目印の竹支柱を立て、ピンクテープを結びつけた。
ツツジ 20 本はミツマタの間に一列に密植した。中苗のサクラは麓にイチョウの木は、尾根沿いに 20mの間隔で植え付けた。中苗の苗木には竹の支柱1本とシカの食害防止の針金のネットを巻き付けた。植え付け作業は午後2時からの座学までに完了させた。
甲田中学校 1 年生 34 名+先生 3 名は、バスで 1 時 30 分に到着、123 階段を登り教徳寺本堂に集合した。
座学は、「甲田町資源を守る会」の箕越事務局長の司会で始めた。最初に垣内洋了代表の歓迎の挨拶、続いての座学は教徳寺住職、土地所有者で(公財)日本レスリング協会の名誉会長福田富昭さん、植物研究家伊藤之敏さんのお話。 (伊藤さんには座学3時間前に講師を依頼)
教徳寺住職さんからは、毛利元就との歴史的関わりや「仏教阿弥陀経」に極楽浄土に住む身体が一つで頭が二つに分かれいる鳥「共(ぐ)命(みょう)鳥(ちょう)」の折り紙を手に持ち「命を共にする鳥」、「共ぐ 命 みょう 鳥 ちょう」のお話があった。
アテネオリンピックの選手総監督を務めるなど日本のスポーツ振興に尽力された福田富昭さんからは、特に女性レスリングの強化に努力され、オリンピック4連覇(金メダル)を達成した強い伊調馨選手を育てられたお話があった。
植物研究家伊藤之敏さんからは、3億年前から生育し姿を変えていないシダ植物の標本、植栽木ミツマタ、またお寺に生育している「タラヨウ」の葉を持ち込み、それぞれの特徴や用途などのお話しがあった。その後、30分の自由な発言時間では、生徒たちから多くの質問や感想が活発に出され回答があった。
主な質問や感想は、
○「共命鳥」は命の尊さや存在を大切にしあう社会のシンボルで、考え方、生き方が違っても命はつながっているということを教わり改めて命を大切にしなければと思った。
○男子と女子のオリンピックに出る選手の指導のやり方についての質問、 「女性レスリングの父」といわれる福田富昭さんから男も女も同じ土俵で指導することが大切だと具体的例を交えて話され、クラブで運動してする生徒に貴重な助言であった。
○植物タラヨウ「ハガキの木」には、実際に文字を書き、字が書けることに驚き、定形外郵便として利用できることに感動していた。
ミツマタの植樹体験はできなかったが仏様の教えやスポーツ精神の涵養の人生訓さらには植物の超能力の秘密など多くのことを学ぶことができた有意義な座学であった。
東京からは、秋の叙勲を受賞された(公財)日本レスリング協会の名誉会長福田富昭さんとご息女、除野祥江さんの参加でイベントに花を添えてもらった。皆さんお疲れ様でした。
