番外編 現場セミナー:鈴が峰小学校体験活動に参加して

(どんぐりのコマ作り、丸太切り・鉛筆作り、マツカサツリー作り)
11 月 21 日(金)、12 月3日(水)、12 月 17 日(水)
広島市西区鈴が峰町 鈴が峰小学校


中元の地元の鈴が峰小学校から、昨年と同じように小学校1年生の学校教育活動地域連携推進授業でどんぐりのコマ作り、マツカサツリー作りに加えて、今年は4年生の森林教育として、丸太切り・木工教室(鉛筆づくり)の指導してほしいと言われ、会で引き受けることにした。

11 月 21 日(金)ドングリコマ作り

どんぐりコマに適しているどんぐりは、クヌギ、アベマキであるが、鈴が峰小学校校庭にクヌギが植えてあり、子供たちが沢山のどんぐりを拾って準備していた。 会としては、櫻井さんが千田町の旧広大跡地でクヌギどんぐりを調達してくれた。それに加え、鈴が峰町の道路わきにクヌギが自然に生えており、そこからもどんぐりが調達でき十分な量が確保できた。

井本、櫻井、中元の 3 名で指導を行った。9時過ぎに小学校に集合した。 時間になり1年生22名が先生に連れられて、工作室に入ってきた。

最初に、わが会恒例の 「どんぐりころころを」学校中に響き渡るような大きな声で3唱し、どんぐり教室を開始した。

まず井本さんが絵をかきながら、 その中で、 地元の街路樹としてたくさん植えてあるマテバシイとコマに使うクヌギのどんぐりの違いを説明した。

また根の出たクヌギを示して、どんぐりの根や芽の出方を説明し植え方も教えた。

またクヌギのどんぐりはタンニンがたくさんあり苦くて食べられないが、マテバシイのどんぐりは甘みがありどんぐりクッキーを作ればおいしいと説明すると、 「食べたいー」とたくさんの声が聞こえた。

どんぐりコマは、 お世話になった 6 年生、お父さんお母さん、 学校の隣のルンビーニ幼稚園の年長さん、自分用の4つ以上を目標に作るようにと先生が説明された。

3 班に分かれて、コマ作りに取り掛かった。万力にクヌギのどんぐりを固定し、最初にキリで穴を開け、 適当な深さになったところでキリを抜いて、爪楊枝を刺して、適当な長さに切ると、 どんぐりコマの完成である。 そのコマを回して出来上がりを確かめて、 その後思い思いに色付けを行い、 作ったどんぐりコマを見せてくれた。子供たちが大きな声でお礼を言ってくれて事故もなく無事に終わることができた。

後日、子供たち全員から次のような感謝の文集をもらった。「どんぐり名人さんへ。どんぐりには、いろいろな種類があることがわかりました。 キリで穴をあけるのがむつかしかったが、やさしく教えてもらってできるようになってうれしかった。どんぐりコマを家に持って帰ってまわして遊んでいる。 おしえてくれてありがとうございました。」など。

12 月3日(水)丸太切り、木工工作(鉛筆づくり)

当日は、井本、櫻井、正畑、中元の4名で指導を行った。

今回は 4 年生24名を4班に分けて行った。

正畑さんが三原から、 ウマと、甲田町から切り出したヒノキ丸太を軽四に積んで運んできてくれた。冬空の中冷たい風が強かったが、グランドにシートを引いて丸太切りを行った。

なかには2~3名程度ノコギリ体験した児童もいたが、ほとんどが初めての経験で少し戸惑いながら丸太切りを始めたが、指導者の注意をしっかり聞いて、だんだん上手に切れるようになっていった。切ったヒノキの香りを嗅いで 「いい匂い!」 と言って喜んでくれた。

また皮むきは苦労していたが、上手く大きく剥けると喜んでいた。

後片付けをした後、工作室に移動し、切ったヒノキをコースターとして利用するために色付けや、イラストを描いて見せあっていた。

その後、クロモジの枝を使った鉛筆作りである。クロモジは、皮が黒く字を書いたような斑点がありクロモジとゆう名前が付いたことを説明した。また削るといい匂いがする、抗菌・殺菌作用があり、和菓子のツマヨウジとして使われていることなども説明した。

最初に鉛筆の芯が入る穴を正畑さんが開け、芯を入れるのであるが、細かく木づちでトントンとたたいて入れるのであるが、力が入り過ぎて、芯が折れたり、なかなか入りにくくて苦労していた。

芯入れが済むと、切り出しナイフで鉛筆の削りだしである。ほとんどが切り出しナイフを使うのが初めてということもあり、まずケガをしないよう丁寧に切り方を教えてから始めた。みな素直に言うことを聞いて削りだしたが、 「指が痛い」と苦戦する場面もありました

が、怪我もなく自分だけの鉛筆を完成させて喜んでいた。

12 月 17 日(水)マツカサツリー作り

当日は、井本、櫻井、中元に三原から正畑さんに加わってもらい 4 名で指導を行った。今回は、インフルエンザの欠席者があり1年生20名を 3 班に分けてのマツカサツリー作りである。

マツカサは、大きなマツカサがいいので、家族で旅行をしたときに、山口県の徳山市で、テーダーマツノの大きなマツカサが落ちていたのを見つけ人数分拾い集めることができたのを使ってツリーを製作した。

事前に正畑さんが、 木肌のつるつるして固いナツツバキやリョウブを台にして、マツカサをクロモジの枝で固定し、マツカサに銀色の色付けを行い準備してきてくれた。

最初に、担任の先生が、マツカサのてっぺんに、星をグルーガンで付けた。その後、子供たちにマツカサを渡し、爪楊枝を使ってマツカサの一片一片にボンドをつけさせた。その後井本、櫻井、中元が、キラキラする素材を一面につけた。その後児童たちが、思い思いのいろいろなビーズの飾りつけて出来上がりである。子供にはそれぞれ個性がありボンドを沢山つけて飾りつけ、キラキラをたくさんつける子や、ビーズの色を統一する子、簡素にバランスを考えながら飾りつけをする子などそれぞれのマツカサツリーが出来上がった。最後に台木に綿を付けて完成である。

自分の作ったツリーに名前を付けて、その名前の由来を全員に発表してもらった。「平和を願うツリー、友達と仲良くするツリー、みんなが幸せになるツリー」など一つも同じ名前がないユニークでホントに1年生と思うような名前を付けて発表してくれた。

クリスマス前に、自分で作った世界に一つのマツカサツリーに子供たちはもちろん、校長先生をはじめ先生も大喜びであった。

また、たまたま所用で学校に来ていた PTA のお母さんに手伝ってもらって、欠席した子供たちのツリーを一緒に作ってもらった。ありがとうございました。

どんぐりコマ作りやマツカサツリー作りを通して、子供たちと楽しい時間が共有できたことは、我々「爺々連中」にとっても大きな活力となりました。

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