令和3年度 森林体験プログラムモデル事業業務実施報告
Ⅰ実施概要
1 業務名称 森林体験プログラムモデル事業実施業務
2 実施期間 令和3年4月21日~令和4年3月31日
3 開催場所 庄原市比和町古頃579番地 庄原市森林体験交流施設「森林の学舎」、アサヒの森、 比和財産区有林 庄原市西城町西城小学校、 庄原市庄原小学校
4 要 旨
令和2年度に開発した森林体験プログラムメニューを具現化するために、地域の自然を教材とした森林体験学習を小中学生を対象に実践した。
その結果「模範意識」「生活意欲、基本的生活慣習」「協調性」「自己肯定感」「他者理解・コミュニユケーション能力」「豊かな感性」などを高めることができた。
5 内 容
①森の健康診断比和中学1年生
②木工・クラフト西城中学1年生
③クロモジ精油抽出比和中学1年生
④開所式木工・クラフト比和小学1年生
⑤自然観察会西城小学5年生
⑥木工・クラフト、比和自然科学博物館視察板橋小学5年生
⑦アサヒの森散策と林業体験板橋小学5年生
⑧木工・クラフト、比和自然科学博物館視察 粟田小学1年~6年
⑨アサヒの森散策、木工・クラフト庄原小学4年生
6 実践者 NPO法人ひろしま人と樹の会
7 協 力 庄原市、アサヒの森環境保全事務所、比和自然科学博物館、比和財産区、西城町森林組合
Ⅱ実施実績
詳細は別紙、活動実績とりまとめ表のとおり
1 参加校 中学校2校(西城、比和)、小学校5校(西城、比和、板橋、粟田、庄原)
2 参加生徒数 延べ179名
3 指導者数 延べ60名
4 事業実施時間 106時間
5 業務参加者数 延べ327名
Ⅲ総括・成果と課題
事業は、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し事業を実践した。
具体的には一般募集の植樹祭、2泊3日の宿泊を取り入れたプログラム事業の中止や指導者の人数を制約するなど事業を縮小した。
中学校2校、小学校5校の参加があった。プログラムは森の健康診断、木工・クラフト、クロモジ精油抽出体験、自然観察会、アサヒの森散策、林業体験の項目を実践した。
森の健康診断、自然観察会、アサヒの森散策では、自然に積極的に関わり困難に挑戦する体験活動を通して、コミュニテーション能力や協調性を育み、感性を高めることができた。
課題としては、安全・安心な活動フイールドの提供として、事前調査、草刈り、蜂対策などの事前準備が必要である。また、財産区にはトイレが無いので仮設トイレが必要である。
体験活動時間では、活動時間が不足した。具体には3時間以内での体験が多くあったが今後は4時間から5時間の活動体験時間とする検討が必要である。
予習復習の取組は、体験前に森林林業に対する宿題(別紙参照)を出し、予習学習に取り組む、一方、体験後には、振り返り行い生徒から積極的な質問があった。文書での質問には文章で回答(別紙参照)した。
プログラムのメニューでは木工・クラフト体験が多かった。木材等の加工作品であることから活動前にAR・VR(拡張現実・仮想現実)を使い林業を学んだ。ARマーカーなどデバイスをかざすアクションで情報を児童が楽しみながら、林業の仕事の様子や木材の性質、森林保全活動など学んだ。また、VRゴーグルを使って高性能林業機械の動きや伐採作業の様子を伝えることで林業に対する関心を高めることができた。
木工・クラフト体験では、事前に林業や木材の特性を学んだ後に用具の安全な使い方を学び、森の恵の材料を使い、自分の思いが反映した作品(コースタ、キーホルダー、箸置き、木の鉛筆、松かさクリスマスツリなど)を仕上げた。
「思い出として持って帰るのでうれしい」「世界で1つしかない作品なので、家族に自慢したい」の発言
林業体験では、造材、運搬、薪づくり(丸太切り、薪割り)を通して、森林を育て、伐る、使う仕事に苦労が伴うことを体感した。アサヒの森のスギの年輪などを教材に学習した。
全体の振り返り
森林体験プログラムに参加して、「初めての体験がたくさんあった。お互い助け合い協力して活動することができた。
これからも新しい自分へチャレンジし続けたい。」という発言がみられた。
今後は、参加校の連携や交流をはかる合同の活動報告会など開催し発表力を養う取り組みも思考する。

最後までお読みいただきありがとうございました!
私たち「ひろしま人と樹の会」では、広島の豊かな森を次世代へ引き継ぐため、一緒に活動を盛り上げてくれる仲間をいつでも募集しています。
自然環境やボランティアに関心のある高校生・大学生のみなさんの参加も大歓迎です!
「学校の枠を超えて活動してみたい」「まずは1回体験してみたい」という方も、お気軽にご参加ください。