第24回ひろしま「山の日」県民の集い 廿日市会場
廿日市市吉和 もみのき森林公園(6/7:日)
雨をも吹き飛ばす熱気!100名で紡いだ「山と命の循環」の1日
毎年6月の第1日曜日は、私たちの暮らしを支えてくれる豊かな恵みに感謝し、健全な森を守り育てるための「ひろしま山の日」です。令和8年6月7日(日)、廿日市市吉和にある県立もみのき森林公園にて、「第24回ひろしま『山の日』県民の集い 廿日市会場」が開催されました。
当日はあいにくの雨模様となりましたが、会場には大人76名、子ども24名の計100名もの参加者が集結。「“安全な森を作ろう!”」を合言葉に、山の管理を学ぶ本格的な森林整備から、親子で笑顔になれる体験型ワークショップまで、熱気あふれるプログラムが展開されました。
プロの技術に感動!森を蘇らせる「森林整備と伐倒」
本イベントの主軸は、健全な森づくりに不可欠な森林整備です。今回対象となった約0.2ヘクタールのエリアでは、周辺の樹木の生育を妨げ、倒木の危険性もあった「ナラ枯れ病」などの枯損木(直径12cm〜40cm程度の大径木)の間伐が行われました。 プロの指導員がチェンソーを使い、受け口・追い口を正確に作り、ロープで牽引しながらミズナラなど10本の巨木を安全に伐倒する姿を、参加者は間近で見学・サポート。ドーンと地響きを立てて木が倒れる瞬間、林内には大きな歓声が上がりました。さらに、太陽の光が地表に届くよう不要な低木の除伐や枝払いも実施。これによって林内はパッと明るくなり、下草の成長や土壌流出を防ぐ「健全な森」への大きな一歩を踏み出しました。

山の仕事を五感で体感!丸太切りと薪割りワークショップ
森を整備した後は、発生した木材をその場で有効活用するワークショップです。あらかじめ用意された直径15cmの杉丸太を、乾燥した木と生の木で切り比べ。参加者は汗をかきながらノコギリを動かし、木の感触を楽しみました。また、檜(ひのき)の板を使った小物入れ作りや、小鳥の鳴き声を再現するバードコール作り、さらには安全な薪割り器(キンドリングクラッカー)を使った薪割りなど、山の恵みを余すところなく活用する知恵を学びました。

命とエネルギーの循環を味わう「羽釜炊飯」と「魚のつかみどり」
お昼時には、本イベントのハイライトである食育プログラムが行われました。自分たちで割った薪をカマドにくべ、昔ながらの羽釜でお米を炊き上げます。 また、雨天対策として特設されたビニールプールでの「川魚のつかみどり」は大盛況! 子どもたちはぬるぬる逃げる魚を一生懸命に追いかけました。 「山を整備する」→「出た木を薪にする」→「火を起こす」→「豊かな森の濾過水が育んだお米と魚をいただく」。この一連の流れを通じ、参加者は山の経済と自然のサイクルをノンストップで体感。自分たちで火を起こして炊いたご飯と、こんがり焼いた魚の味は格別でした。

参加者の声
- 「初めてのメタルマッチで達成感!」(平良小3年・江島大晴さん) 「火起こし体験でメタルマッチ(火打ち石)を初めて使いました。最初は火花が出なかったけど、コツを教えてもらって無事に火が着いたときはものすごい達成感でした!」
- 「ぬるぬるする魚を4匹もゲット!」(平良小4年・井神理玖さん) 「プールの中の魚を角に追い詰めて、尾っぽからガシッとキャッチしました! 何度もすり抜けそうになったけど、がんばって4匹捕まえて、焼いて食べたら最高に美味しかったです」
今後の展望:さらなる安全と発展を目指して
今回の活動は、「森林整備」という本来の目的を軸にしながら、一般の参加者が五感で楽しめる体験プログラムへと昇華させたことで、非常に深い意義を持つイベントとなりました。 実行委員会では、今回の雨天対応の経験を活かし、天候急変時の安全管理や体調管理(作業強度のコントロール)をさらに強化し、今後も「安全第一」の森づくり活動を定着させてまいります。また、次回からは認知経路のアンケート調査も実施し、より多くの方にこの感動を届けられるよう、効果的な事業運営に繋げていく予定です。
ご参加いただいた皆様、そして開催に向けて事前準備から尽力してくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。また来年、緑豊かな素晴らしい森でお会いしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
私たち「ひろしま人と樹の会」では、広島の豊かな森を次世代へ引き継ぐため、一緒に活動を盛り上げてくれる仲間をいつでも募集しています。
自然環境やボランティアに関心のある高校生・大学生のみなさんの参加も大歓迎です!
「学校の枠を超えて活動してみたい」「まずは1回体験してみたい」という方も、お気軽にご参加ください。