高校生がチェーンソー操作や安全講習を体験 庄原市で林業技術研修会

異例の真夏日が続く8月19日(水)庄原市比和町古頃の森林体験施設「森林の学舎・比和」で高校生を対象とした林業技術研修会が開かれた。
研修には庄原実業高等学校1年生10名と教員2名が参加。有資格者の講師6名と見学者1名、主催である庄原市職員1名が同行した。同研修会は, 庄原市からの委託事業として実施したものである。
室内ではオリエンテーションに続き、30分間の座学でチェーンソーの基本操作や安全装備について学習。
その後、屋外グランドのテントの下に移動し、5班に分かれて実技訓練を開始した。
午前中は各部名称やスイッチの操作、ハンドルの握り方、防護服の着用のほか、基本姿勢や始動方法、チエーンブレーキの操作を中心に学んだ。
午後からは、キックバック(刃の跳ね返り)の危険性や発生原因を講義で確認したのち、丸太切りを実践。生徒たちは、各班2名ずつに分かれ、輪切り、水平切り、合わせ切り、ベンチカット、V字カットなどの技法を繰り返し練習した。なお、時間の都合により刃を研ぐ「目立て」の実技は見送った。
また、当日は午前11時ごろから気温が30度を超える真夏日となったため、タイムキーパーを1名配置。30分毎に一度の休息と水分補給を徹底するなど、万全の熱中対策を講じて作業を進めた。
作業終了後は冷房の効いた教室に戻り、班ごとに振り返りと代表者発表、講師からの講評を行った。参加した生徒からは「キックバックの危険エリアが理解できた」「最初は怖かったが指導を受けて上手く切れ、楽しかった」「防護具着用は暑かったが安全確保に不可欠だと実感した」といった感想が寄せられた。
講評では「無事故・無災害で終えられたことが最大の成果。指示を守り、保護具を適切に着用した行動の賜物」と称賛したほか、「アクセルコントロールや握り方も的確で呑み込みが早い。難しいV字カットもこなすなど上達が見られた。と生徒たちの姿勢を高く評価した。
あわせて、「今回の研修で学んだ安全対策は、林業だけでなくあらゆる作業・生活の現場で通じるもの。まずは安全対策の基本を確実に身に着けることを意識してほしい」とのアドバイスを送り、「今後も基本技術の反復練習と『安全第一』の意識を持ち、森づくりに興味を深めてほしい」との期待の言葉で締めくくった。






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